アメリカの連邦議会の敷地には、100年あまり前に日本から贈られた桜が植えられている。ここで桜を管理するマーチンさん。老朽化した桜には、丸太や縄など天然の素材でできた支えが取り付けられ、倒れたり枝が折れたりしないようにしている。かつては、鉄の支柱で木を支えていたが、成長とともに幹が支柱に食い込み、かえって桜を傷めることもあった。日本の「頬づえ」と呼ばれる技術を取り入れた。支えに丸太を使って、木と接する部分をやわらげ、保護しながら固定していて、全体を美しく保てるようにもなった。この技術を伝えたのが、金沢市を拠点に活動する庭師の藤元さん。マーチンさんが藤元さんに連絡をとり、去年、頬づえの作り方を学んだ。この日、一緒に立てた支えが機能しているか確認した。藤元さんは、木を愛するものどうしとして、一緒に仕事をしていければいいなどと話した。マーチンさんは、日本との友情の証という意味で特別な木、私が生きている間、あるいはそれ以上、桜がここに立ち続けるようにしたいなどと話した。
