表向きは「仲介国であるパキスタンの要請に応じた」と説明したトランプ大統領だが、一刻も早く事態を終結させたいという焦りがうかがえる。トランプ大統領は今朝、停戦期限までに合意できなければ「イランへの空爆を行うことになる」と警告していたが、午後になってその発言を翻すこととなった。この判断についてCNNは「トランプ大統領が戦闘を再開させるよりも外交的解決を強く望んでいる」と伝えた。一方で今回、具体的な期限を区切らなかったためにイランへの圧力が弱まり交渉を長引かせる余地を与えてしまうとの指摘も出ている。協議の見通しがたたない中できょうもパキスタン・イスラマバードでは24時間体制での警備が行われている。停戦延長の表明を受けたイラン側は「イランは停戦を一切要求していない」と強く反応している、そのうえで代表団を率いるとみられるガリバフ国会議長の顧問は「トランプによる停戦延長は何の意味もない」、「間違いなく奇襲攻撃をするための時間稼ぎ」としている。今回の協議をめぐっては代表団の派遣など不確かな情報が入り乱れていて、今後の具体的な方向性も分かっていない。ただ、仲介国であるパキスタンのシャリフ首相は停戦交渉の受け入れに感謝するとしたうえで2回目の受け入れや和平合意の締結に向けて引き続き仲裁をする姿勢を見せている。
