ルアンパバーンの町では架空の生き物の装飾をよく目にする。国王の霊柩車にも施されている。装飾となっているのは川の精霊「ナーガ」。ルアンパバーンの人々にとって守り神のような存在と信じられている。また旧王朝にはナーガが描かれた壁画があり今回特別に撮影させてもらった。壁画には15匹のナーガが描かれ仙人が町を守るようにナーガたちに命じている様子が描かれていた。そしてメコン川と支流の合流地点にナーガが1匹いると伝えられている。また仏塔「タート・チョムシー」の足元に岩の裂け目があり、ナーガの住み家だと信じられている。
ルアンパバーンのメインストリートなどには植民地時代の痕跡が遺されている。1893年にフランスの植民地となったラオスでは西洋風の建物が次々と建てられていった。ルアンパバーンは伝統建築と植民地時代の建物がよく残っているのも世界遺産に登録された理由の一つ。ルアンパバーンのシンボルとなっている寺院「ワット・シェントーン」は幾重にも屋根が重なっているように見えるルアンパバーン様式と呼ばれる独特な形となっていて、王の即位の儀式も行われたとされる。
ルアンパバーンのメインストリートなどには植民地時代の痕跡が遺されている。1893年にフランスの植民地となったラオスでは西洋風の建物が次々と建てられていった。ルアンパバーンは伝統建築と植民地時代の建物がよく残っているのも世界遺産に登録された理由の一つ。ルアンパバーンのシンボルとなっている寺院「ワット・シェントーン」は幾重にも屋根が重なっているように見えるルアンパバーン様式と呼ばれる独特な形となっていて、王の即位の儀式も行われたとされる。