- 出演者
- -
本日の世界遺産はラオスの「ルアンパバーンn町」。かつて王都で王家ゆかりの建物などがあるなど放送内容を伝えた。
- キーワード
- メコン川ルアンパバーン(ラオス)
ルアンパバーンの町は半島のような町と対岸が世界遺産のエリアとなっている。流れる「メコン川」のメコンは「母なる川」という意味をもち海が無いラオスで人々の暮らしを支えてきた。大通りは家や店が軒を連なっている。世界遺産エリア内で34の寺院が点在している。現在は国立博物館となっている旧王朝は最初の王朝ラーンサーンのもの。ラーンサーンは百万頭のゾウの意味をもち、建物にはゾウが描かれている。その他黄金色に輝く像「パバーン仏」はラーンサーン王国設立を祝い、クメール王国から贈られたもの。最も華やかとされる寺院「ワット・マイ」は王の命で建てられたとされ壁一面に金色のレリーフが使われている。
1904年に即位したシーサワンウォン王が行ったとされる特別な儀式の場へ専門家が案内された。メコン川を渡り対岸の先にある寺院「ワット・ロンクーン」へとやってきた。本堂の奥にある部屋に7日間こもって瞑想したと言われている。
メコン川は海のないラオスにとって母なる川で野菜などを育ててきた。朝になると朝市が開かれる。
- キーワード
- ウナギメコン川ルアンパバーン(ラオス)
ルアンパバーンの町では架空の生き物の装飾をよく目にする。国王の霊柩車にも施されている。装飾となっているのは川の精霊「ナーガ」。ルアンパバーンの人々にとって守り神のような存在と信じられている。また旧王朝にはナーガが描かれた壁画があり今回特別に撮影させてもらった。壁画には15匹のナーガが描かれ仙人が町を守るようにナーガたちに命じている様子が描かれていた。そしてメコン川と支流の合流地点にナーガが1匹いると伝えられている。また仏塔「タート・チョムシー」の足元に岩の裂け目があり、ナーガの住み家だと信じられている。
ルアンパバーンのメインストリートなどには植民地時代の痕跡が遺されている。1893年にフランスの植民地となったラオスでは西洋風の建物が次々と建てられていった。ルアンパバーンは伝統建築と植民地時代の建物がよく残っているのも世界遺産に登録された理由の一つ。ルアンパバーンのシンボルとなっている寺院「ワット・シェントーン」は幾重にも屋根が重なっているように見えるルアンパバーン様式と呼ばれる独特な形となっていて、王の即位の儀式も行われたとされる。
ルアンパバーンには600年以上変わらぬ朝の営みが存在する。朝になると寺院からお坊さんたちが出てくる。托鉢の時間で合流していくと長い列になっていく。ラオスの男性は一生に一度は出家すべきと考えられており、人々は喜捨することで徳をつむ。シェンメン村では早朝からお坊さんを迎える準備をする女性・プイさんはもち米を差し上げれば亡くなった両親にも届くと信じていると話した。9歳のバンク君は出家して3か月目、両親を亡くして出家することになったという。バンク君は読み書きができるようになって偉いお坊さんになりたいと話した。
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。