話は戻り「ワンダーコンパス渋谷」へ。山手線内で携帯電話を紛失したというデンマークからの訪日客の相談を受けた高橋さん（30）はJR渋谷駅の忘れ物を扱う窓口へと急ぐ。高橋さんが窓口に落とし物の特徴を伝えると、無事に見つかった。裏には確かに子どもの写真が貼っており、現在17歳と15歳になる息子さんがいるという。常に旅行者に寄り添い、その人の立場に立った丁寧なサポートをするのが高橋さん流のおもてなしであるという。外国人観光客が訪れる観光案内所で働くスタッフは今日もそれぞれの饗し方で、迷える旅行者へ全力で向き合っている。