イタリア・ローマで行われているスケートボードの世界選手権「ワールドスケートゲームズ2024」。女子ストリート決勝に進出したのは、パリ五輪で金メダルを獲得した吉沢恋を含めた8人中、7人が日本人選手。決勝のベストトリックでは、パリ五輪で金メダルを獲得した吉沢恋(14歳)が、板を横に1回転させ板の真ん中で滑り降りる“ビッグスピンボードスライド”を披露し、90.11をマーク。吉沢恋を上回ったのが、東京五輪で金メダルを獲得した西矢椛(17歳)。西矢椛は、板の前方の金具部分をかけて斜めに滑って、さらに板をかかとで回転させてから着地する“Kグラインドノーリーヒールフリップアウト”を披露し、この日の最高得点94.88をマーク。しかし、チャンピオンに輝いたのは、何度も高得点をたたき出したパリ五輪で銅メダルを獲得したブラジルのRレアウだった。