EU(ヨーロッパ連合)は25日、ルクセンブルクでウクライナとの加盟交渉の初会合を開いた。加盟交渉はEUが承認した手続きや枠組みのもとに進められ、司法改革や汚職撲滅などについてEUの基準に達したと判断されるまで続けられる。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「歴史的な瞬間だ。我々はここまでたどり着くのに懸命の努力をしてきた」とコメント。ウクライナは2022年のロシアによる侵攻開始直後に加盟を申請し、異例の早さで加盟候補国となったが、戦闘終結が見通せない中、加盟交渉の長期化は避けられないとみられる。また、EUはロシア軍が駐留する親ロシア派支配地域を抱えるモルドバとの加盟交渉も開始。