G20サミットがインドのニューデリーで行われた。ウクライナの侵攻をめぐり参加国の対立が鮮明となる中、初日で首脳宣言を採択したインドは存在感を示す結果となった。宣言はロシアへの名指しの避難は避けつつも、初日に宣言を採択する結果となり、大成功との声も聞かれている。その一方でこれまでG20には国家主席が出席するなど新興国をリードしてきた中国は習近平国家主席が、欠席し李強首相を出席させたものの公式会談は2カ国とEUのみに留まる形となった。会談を行ったイタリアだが、こちらもメローニ首相が李首相に「一帯一路」離脱を非公式に伝達する結果に終わったという。中国外務省の毛寧報道官は一帯一路のイタリア脱退について明言を避ける形となるなど、中印の存在感には対比が見られた。