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- 南利幸 井上二郎 赤木野々花
中国の習近平国家主席がヨーロッパを訪問し、フランスに続き、セルビア、ハンガリーを訪れた。セルビア、ハンガリーはともに中国の友好国。習主席のヨーロッパ訪問は5年ぶりで、5年前に訪問したイタリアでは一帯一路に関する覚書をG7との間では初めて交わしアピールした形だった。ただそのイタリアは去年、一帯一路からの離脱を中国側に正式に伝達した。こうした中で、習主席みずから推し進める一帯一路を通じた協力の成果を改めて強調した、確認した形。
7日、ロシアのプーチン大統領の就任式が行われた。ウクライナへの軍事侵攻を成果としてやり遂げることを最大の課題に位置づけていると見られる。プーチン大統領の思惑についてロシアを代表する外交評論家は、ロシアの安全が保障される形でヨーロッパに新たな戦後秩序を構築すること、そしてその問題を解決したうえで次の世代に政権を引き継ぐことをみずからの歴史的な任務と見なしていると思うと分析している。現在71歳のプーチン大統領は2030年までの6年の任期がスタートしたばかりだが、来週にも中国を訪問し習近平国家主席との会談も計画しているとされている。友好国との関係強化を図り、欧米側に対して一段と揺さぶりを強めていくものと見られる。
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7月に開幕するパリオリンピックの聖火がフランスに到着した。南部マルセイユに到着し、9日から聖火リレーも始まった。およそ1万人の聖火ランナーによって、観光名所を巡って開会式に運ばれる。パリでのオリンピックは、1924年の第8回大会以来、実に100年ぶりとなる。
韓国のユン・ソンニョル大統領が就任2年となるのを前に、記者会見を開いた。注目は少子化対策に取り組む省庁を新たに設置するという点。韓国では合計特殊出生率が去年0.72となり過去最低を更新している。出生率の低下に歯止めがかからない状態で、ユン大統領は会見で国家非常事態だとしてこの問題に最優先で取り組む姿勢を強調した。
インドシナ戦争で最後の激戦地となったベトナム北西部の町では今週、フランスに勝利したディエンビエンフーの戦いから70年を祝う式典が行われた。難攻不落といわれたフランス軍の要塞をベトナム側がゲリラ戦術で攻略し、植民地支配を終結させた戦いに加わっていた日本人がいた。ハノイに住むチャン・ドゥク・ズンさんは、残留日本兵の父親とベトナム人の母親の間に生まれた。先の大戦当時、今のベトナムには10万人近くの日本兵がいたとされている。大半は日本に引き揚げたが、さまざまな事情から数百人が残っていたと見られている。その中にベトナム側から請われ、フランスからの独立運動に加わる人たちがいた。ズンさんの父親は、フランス軍との戦闘に参加し、その功績をたたえられたという。一方で、家族はその後の歴史に翻弄されてきた。1950年代に入るとベトナムでは中国からの軍事支援が本格化。残留日本兵は次第に第一線から外され、半ば強制的に日本に帰国させられた。妻子を連れて帰ることは許されなかった。ハノイに住むグエン・ティ・フオンさんは、残留日本兵の娘として生まれた。父親はベトナム人の部隊に所属し軍事訓練に当たっていたが、フオンさんが6歳のときに突然日本に帰国することになった。父親がいなくなったフオンさんたちは厳しい状況に直面する。こうした中、2005年になって残留日本兵の調査をしていた日本人を介し父親から連絡があった。離れ離れになってから50年余りの時を経て、数日間ではあったが再会することもできた。しかし、そうしたケースはごく僅かにとどまっている。
スタジオトーク。日本とベトナムは1973年に外交関係樹立したが、ベトナム戦争後の混乱もあり、本格的に関係が深まって交流が活発になっていくのは1990年代以降になる。残留日本兵の人たちは帰国後、日本で家庭を持った人も少なくない。残留日本兵については、2017年に当時の天皇皇后両陛下がベトナムを訪問された際、残留日本兵の妻や子どもたち10人余りとの面会が実現し、ようやく社会的にも広く認知された。その結果日本の財団の支援で来日し父親の墓参りができたという人たちもいる一方で、70年近くがたってなかなか父親の情報がないという家族もいる。そうした人たちからは、情報が欲しいという声が今も上がっている。横田晃洋は、日本とつながりがある人たちが各地にいるということを忘れてはならないと思うとコメントした。
核のごみの処分地選定について佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長は文献調査の受け入れを表明した。核のごみは長期間強い放射線を出し続けるため地下300mより深くに埋めて最終処分される。文献調査の受け入れは北海道の自治体に続いて全国3例目である。脇山伸太郎町長は全国で議論が高まり取組が進む一石となればと説明している。
スウェーデンで開かれているヨーロッパ最大の歌謡祭に、イスラエルの歌手のエデン・ゴランが出場していることを巡り、環境活動家のグレタ・トゥーンベリなどガザ侵攻に反対する数千人規模の人たちが、大規模な抗議活動を行った。出場を巡っては、イスラエルのネタニヤフ首相が動画の応援メッセージを公開したことも反発を招いていて、警備当局は抗議活動がさらに激しくなる可能性もあると見て厳戒態勢を取っている。
インフルエンザは5日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数が1医療機関当たり0.45人となり、およそ1年5か月ぶりに流行期入りの目安とされている1人を下回った。
都内で開催されたアトツギ甲子園では地方大会を勝ち抜いた15人が家業の新しいビジネスプランを発表する。史上最年少で出場した岡山県の中学3年生の姫井美桜は中学で行った課題研究から廃棄される布をなくしたいと考えた。家業は染色加工会社で年間1千万平方m分の生地を染めて国内外に出荷しているが、染め斑や傷があるものは出荷出来ずに廃棄される。捨てられる布を減らすために会社では新素材を開発し、環境に優しい素材としてインテリアやファッション等に採用されているものの企業間での取引が多く広く周知されていない。姫井美桜は新素材を使った製品を開発し認知度を広める活動をしている。入賞はならなかったが姫井美桜はアトツギ甲子園に出場し、後継ぎとしての立場を実感して事業をブラッシュアップして役立てたい等と話している。
全長45mの流氷観光船おーろらの化粧直しが行われた。今年は流氷が多く72日間の運行が行われ、はがれたペンキや痛みの激しい部分の修繕が行われた。
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為替と株の値動きを伝えた。
気象情報を伝えた。
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気象情報を伝えた。暑さ対策をお忘れなく。