7日、ロシアのプーチン大統領の就任式が行われた。ウクライナへの軍事侵攻を成果としてやり遂げることを最大の課題に位置づけていると見られる。プーチン大統領の思惑についてロシアを代表する外交評論家は、ロシアの安全が保障される形でヨーロッパに新たな戦後秩序を構築すること、そしてその問題を解決したうえで次の世代に政権を引き継ぐことをみずからの歴史的な任務と見なしていると思うと分析している。現在71歳のプーチン大統領は2030年までの6年の任期がスタートしたばかりだが、来週にも中国を訪問し習近平国家主席との会談も計画しているとされている。友好国との関係強化を図り、欧米側に対して一段と揺さぶりを強めていくものと見られる。