ニッセイ基礎研究所・井出真吾さんがスタジオで解説。井出さんの日経平均予想レンジは3万9000円~3万9500円。井出さんは「米国で株が若干下がった影響を多少受けるのでは。ポジション整理の動きが出てもおかしくない」などと述べた。注目ポイントは「上方修正期待」。井出さんは「昨年度まで10年平均で通期の予想経常利益を第1四半期決算の時点で上方修正した企業が全体の9.3%あった。この企業について追跡調査するとこのうち66%が中間決算でもう一度上方修正した。25年3月期は第1四半期で上方修正した企業が14.4%と過去10年平均より比べ1.5倍以上。中間決算で上方修正する企業が例年より多くなることが想定される。為替の影響は総じて問題はないのでは。企業から業績見通しの上方修正が出てくると日経平均の予想EPS(1株当たり予想利益)が上がる。米国の景気がソフトランディングできることが必要条件になるが、来年前半までには日経平均は4万円台定着、場合によっては4万2000円~4万3000円まで見えてくる」などと述べた。