能登半島地震で被災した地域でも本格的な夏を迎えようとしている。イルカを身近に感じられる町、七尾市能登島。能登半島地震では、建物や道路などに大きな被害を受けた。今回、宿泊の受け入れ再開を決めた民宿を訪ねた。地震で建物は一部損壊。1000人ほどあった予約は、すべてキャンセルになったという。再び立ち上がるきっかけとなったのは、地震のあとも変わらない、イルカの姿だった。宿でも、船からイルカを見たり、一緒に泳ぐツアーが名物だった。かつてツアーに参加した人などからも、多くの励ましの声が寄せられた。そうした声を受け、4月にツアーを再開。民宿の再開は3日後。地震のあとも、変わらずそこに居続けてくれたイルカたちと共に、地域を盛り上げたいと考えている。