きょう公開された「ザ ヨコハマ フロント」。最上階にあるのは会員制ラウンジ。ラウンジには約2000冊もの書籍が置かれているが、並んでいるのは英語の書籍や日本を代表する作家のマンガ。日本で初めて認定された国家戦略住宅設備事業の建物でグローバル企業を誘致するため、住宅をメインに海外からのビジネスパーソンやその家族の生活支援の施設を備えた複合施設。住宅の販売価格は、およそ1億円から、最高で6億6800万円の物件で459戸が完売。小児科や皮膚科など6つの診療所が入るクリニックモールの入り口にはコンシェルジュが見るボードには10か国語に対応できるシステム。ホテルには海外からのビジネスパーソン向けの中長期滞在用の宿泊施設を併設する。こうした施設を備えることを条件にこの特区では、容積率が通常の500%から850%に緩和されている。今回の横浜を皮切りに、JR東日本が品川駅周辺、三井不動産が日本橋、そして東京建物が渋谷で、外国人など多様なニーズに対応する居住施設を整備中。政府は東京圏だけでなく全国に広げていきたい考え。