きのうの円相場では円安が一段と進み、午前10時前には一時1ドル161円台をつけた。日米金利差が開いた状態が続くとの見方に加え、四半期末で輸入企業などが決済のためにドルを調達する動きが強まったことなどが要因。夜には為替の動向を左右する可能性のあるアメリカの個人消費支出物価指数が発表され、前年同月比2.6%上昇した。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「全体としては物価の伸びがかなり鈍化してきたという判断ができる。ほぼ市場の予想通りの結果だった。小幅かつ一時的な反応にとどまった」などと述べた。