大手商社の三井物産は世界最大規模の鉄鉱石事業の権益を取得すると発表した。三井物産・堀健一社長は「ローズリッジ鉄鉱石事業の40%権益を取得することとなった。投資額は8000億円規模となり、1案件への当社の投資額としては過去最大。いわばクラウンジュエル(王冠の宝石)とされる鉄鉱石事業」と述べた。三井物産が事業の権益を取得するオーストラリア西部の地域は、資源量が68億トンある世界最大規模の鉄鉱床。鉄分を多く含み不純物が少ない鉄鉱石が採掘できる。2030年までに生産を始め、初期は年間4000万トン、将来的には1億トンを超える規模を目指す。日本を含むアジア各国に輸出する予定。