火山災害で恐ろしいのは溶岩流だけではない。1991年の雲仙普賢岳の噴火では火砕流が頻発した。火砕流が恐ろしいのは速度で、約700度の高熱を持ち、時速80km/h以上で斜面を流れる。この年は43人が犠牲となった。雪山での噴火では積もった雪が一気に溶けて洪水のように流れ下る融雪型火山泥流と呼ばれる現象に警戒が必要。噴火の爆発に伴う大気の振動で数キロ離れた場所のガラスが割れる事例もあり、離れた場所でも安心はできない。さらに噴火後も火山ガスが吹き出し続け、中には毒性を持つものもあるため安心はできない。
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