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「三島茂司さん」 のテレビ露出情報

70年に渡り情報とゴミをテーマに創作活動を続け、先月亡くなった三島喜美代さんのアーティスト人生をたどる展覧会「三島喜美代-未来への記憶」が東京・練馬区立美術館で7月7日まで開催されている。初期の1950〜2020年代の作品を東京の美術館で初めて展示。1932年、大阪の下町に生まれた三島さんは高校時代、美術部で油絵を始め、21歳で画家・三島茂司さんと結婚し本格的に芸術の世界へと飛び込んだ。当時は絵の具を手に入れるのが難しく「Work 60-B」は大阪・梅田のスカラ座のポスターなど身近に手に入るもので構成されている。印刷物は捨てられてしまうが、作品として半永久的にとどめられる。60年代後半、新たに版画の技法「シルクスクリーン」に挑戦。70年代に入ると独学で陶の作品制作を開始。陶器で新聞をつくり始めた。日々発行されて膨大な情報を持つ印刷物を割れやすい陶でつくり、情報に埋没する恐怖感を表現。「Work 20-T」は平成から令和になったことを報じる各社の新聞を実際に取り寄せて作ったもの。2000年代に入ると情報からゴミへと問題意識が移った。溶融スラグとは廃棄物を高温で溶融し溶岩のようになったものを冷却し固めてできるガラス状の物質。「Comic Book 03-1」は溶融スラグを砕いて細かくしたもので作っている。読まれたら捨てられるマンガ本をとどめている。展覧会には制作期間が約30年の作品も展示。「20世紀の記憶」は耐火レンガという古いレンガを使った作品。1901〜2000年までの100年の新聞記事の中から三島さんが選んだ記事を転写。レンガは1万600個並んでいる。展覧会は7月7日まで開催。詳しくは公式ホームページまで。

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