燕三条を調査。金型工場を経営する武田修一社長に話を聞いた。金属加工の技術を駆使して武田社長が作ったマジックメタルを紹介。枠の部分と文字の部分を別々の金属から切り出しているが、精巧に切り出されているため、2つのパーツを組み合わせると境目がわからなくなるという。これを可能にしているのは、職人による図面通りに金属を切り出す技術。電気カッターマシーンを使用するが、鉄はサイズや温度によって膨張したりゆがんだりするため、カットするワイヤーの動きを1000分の1mm単位で設定する。この鉄の状態を見極められるようになるのに10年はかかるという。武田社長はこの技術を生かし、製品の大量生産に欠かせない金型を製造しており、工業製品の部品など約1万種類の金型を製作してきたという。