サッカーの日本代表として歴代3位の50得点をマークし、今シーズンかぎりで現役を引退した岡崎慎司選手が引退会見で語ったのは、泥臭いプレーを支えた反骨精神だった。岡崎選手は「ひざの痛みを抱えながらプレーしていた。ファンが応援してくれたからこそ走りきれた。本当に感謝している」と語った。38歳の岡崎選手は、2010年の南アフリカ大会から3大会連続でW杯に出場。日本代表としてマークした50得点は、釜本邦茂さん、三浦知良選手に次いで、歴代3位の記録。代名詞となったのが、このダイビングヘッド。2016年には、イングランドプレミアリーグのレスターで初優勝を経験。低迷していたチームの快進撃を支えた。印象に残るシーンについて、このシーズンに決めたオーバーヘッドでのゴールを挙げた。「ゴールという結果を残すことで、試合途中で交代することが多かった自分への評価を変えたいと考えていた」と語った。今後はドイツ6部のクラブの監督として指導者の道に進む。