田植えから1か月、1枚目の棚田は葉先の多くが変色し4枚目は水が抜けところどころ干上がった状態になっていた。隣の棚田は水がちゃんと入っていて葉先が枯れていなかった。1枚目の棚田はコンディションがよく、城島が担当していた。専門家の國分正人さんに棚田を見てもらった結果、暑さで葉っぱから水分が蒸発してしまったのが原因だという事がわかった。棚田は風で菌が流され病気にはなりにくいが、風が当たり乾燥したり摩擦で枯れたようになってしまうという。これから出てくる葉がこういった症状がない場合は特に問題はない。しかし、稲には虫によって食われた痕があった。このまま被害が拡大すると光合成不良で枯れる恐れがあるという。葉を食べた犯人は「イネミズゾウムシ」だった。国分らは早急に対策することにした。岸らは葉わさびやヨモギ、ニラなどを揃え、激臭の液体を作った。