能登半島地震を受け、静かに始まった今年の株式市場。日経平均株価は、3万3000円台で取引が始まりその後、どんどん上昇。2月22日、バブル絶頂期につけた史上最高値を34年ぶりに更新。歴史的瞬間に投資家も盛り上がった。3月4日、初めて4万円の大台に乗せ、7月には4万2000円台にまで上昇。この時期、株高の流れに乗ったのは三菱重工業やIHI。中国の軍事活動などに対する緊張感が高まり、防衛増税が議論される中、防衛装備品の需要拡大が続くとみられている。三菱重工は防衛宇宙事業の売上高が2026年度にはおよそ1兆円に拡大すると予想。泉澤清次社長は、防衛産業を担う人材を育成し、防衛産業をしっかりと続けていくなどとしている。