大手銀行は、長期金利の上昇を受け、今月も住宅ローンの固定金利を引き上げている。今日、大手銀行3行は今月に続き、10年固定型住宅ローンの金利を来月からさらに引き上げると発表。最優遇の金利について、三菱UFJ銀行が0.1%引き上げて0.88%へ、三井住友銀行が0.2%引き上げて1.09%へ、みずほ銀行が0.15%引き上げて1.35%へ。住宅ローンの固定金利は、長期金利の水準をもとに決められる。日銀は先月28日、金融政策の運用を柔軟化し、これまで0.5%程度としてきた長期金利の上限を事実上1%まで容認すると決めた。これを受けて長期金利は上昇を続け、今月23日には9年7か月ぶりに0.675%。長期金利の上昇傾向は続いており、住宅ローンの固定金利は今後も上昇する可能性がある。