7月20日、愛知県豊橋市。新アリーナ建設の是非を問う住民投票が行われていた。ホームアリーナとして使う三遠ネオフェニックスの命運が託される。30年間で1100億円とも言われる経済効果に期待を寄せる、参政派の経営者たち。そして、開票が始まってすぐに結果が判明、賛成が過半数を超えたのだった。住民投票から約1か月、Bリーグで全国のチームを経営面でサポートしている古澤さんが、豊橋にやって来た。向かったのは三遠ネオフェニックスを運営する会社、社長の岡村さんが待っていた。市民の賛同は得たものの、アリーナの建設は遅れたまま。今後の計画を確認しに来たのだった。チームが将来的に新アリーナを使えることを証明出来なければ、来季Bプレミアに参加できなくなる。