先月、埼玉県三郷市に住む70代の女性の自宅に女性の孫を名乗る者から小切手が入ったバッグを喫茶店に置き忘れてしまった。小切手がないと取引先と契約ができないとしたうえで立て替え用に現金を求める電話があった。女性は孫を助けようとお金を準備したが、その後、孫を名乗る者は自分は忙しくて手が離せない。代わりに会社の人間がお金を受け取りに行くなどと伝えた。話を信じた女性は孫の会社の関係者を名乗る見知らぬ者らに現金を渡し合わせて350万円をだまし取られてしまった。詐欺グループは家族や知人のふりをして被害者を信じ込ませますがいざ現金やカードを対面で渡そうとすると仕事などを言い訳に自分は行けないが別の者が代わりに行くと言ってくる。電話では声色などを変えてだますことができても対面で会えば息子や孫、友人でないと分かってしまうから実際にお金やカードの受け取りには他人をよこす。大切なお金やカードを他人が受け取りに来るのは不自然。