ラグビーリーグワンの三重ホンダヒートは、観客動員数の伸び悩みなどを受け、拠点を三重・鈴鹿市から栃木・宇都宮市に移すことを決めた。三重ホンダヒートはリーグワンのディビジョン1に昇格した昨シーズン、レギュラーシーズンに本拠地のスタジアムで行われた7試合の平均入場者数が約3000人とディビジョン1の平均の3分の1程度にとどまった。こうした中、チームは2026年に始まるシーズンをめどに、拠点を宇都宮市に移す方針を発表。リーグワンのチームが栃木県内に拠点を置くのは初めて。チームによると栃木県内には母体となるホンダの事業所や生産拠点があるほか、首都圏は拠点を置くリーグワンのチームが多く、ラグビーの人気が高いため、観客動員の増加が見込めるとしている。本拠地はサッカーJ2の栃木SCも使用している栃木県グリーンスタジアムを想定している。栃木県・福田知事は「地域活性化にも寄与すると期待できることから円滑な移転に向け、県としても連携しながら積極的に取り組んでいく」とコメントしている。