坂本龍一について葉加瀬太郎が解説。「戦場のメリークリスマス」が始めての映画音楽で、大島渚監督は当初俳優としてだけオファーしたが、坂本が曲を書くことを条件に出演を承諾した。映画は東洋と西洋の文化の違いから衝突する物語だが、曲は東洋的なペンタトニックと呼ばれるヨナ抜き音階で作られており、これにヨナ抜き音階ではない1音を入れることで映画のテーマである「東洋と西洋」を表現している。更にこの曲はレが基調となっているが、ペンタトニックでレから始まる場合は雅楽がルーツであり、Bフラットマイナーのキーを多用することで曲に浮遊感を持たせている。オリジナルのサントラの音色はシンセサイザーで、ワイングラスの音とインドネシアのガムランの音をミックスして落とし込んでいるという。他にも「Andata」にはピアノの音色に雨の音をミックスしているという。
