被爆から79年の夏を前に、広島市の平和公園で「原爆死没者名簿」の風通しが行われた。原爆が投下された午前8時15分、作業を行う職員らが黙とうを捧げた。慰霊碑の中には現在33万9227人の名前などを記した原爆死没者名簿125冊が収められており、年に1度、市職員が湿気を取り除き保存状態を確認する必要がある。広島市原爆被害対策部調査課・上本慎治課長は「原爆死没者の慰霊を改めて感じ8月6日を迎えていただきたい」と話した。風通しの様子は広島市がYouTubeで初めてライブ配信し、小学校などでの平和学習につなげたいとしている。