103万円の壁の突破を掲げて永田町を席巻していた国民民主党の玉木代表。その求心力が低下している。不倫報道はあくまで追い打ちであって実は、自民党と立憲民主党、さらには財務省による包囲網が敷かれているという。きのう自身の不倫報道を認めた国民民主党の玉木代表。けさの会見、冒頭では不倫に関する質問をしないよう司会がクギを刺したが、不倫に関する質問が相次いだ。約1時間の質疑応答のうち不倫関連は20分ほど。その次に多かったのがいわゆる103万円の壁の引き上げなどについて。所得税の基礎控除を178万円に引き上げ手取りを増やすと訴え衆院選で躍進した国民民主党だったが、TBSスペシャルコメンテーター・星浩は「玉木さんを取り巻く環境が1日で大きく変わった」とコメント。玉木氏への包囲網とは、不倫報道と総理指名選挙で持ちきりだったきのう。実は衆院選後初めてとなる石破総理と立憲民主党野田代表との党首会談が行われた。103万円の壁の議論の旗振り役だった玉木代表だが、与党第一党と野党第一党が手を組むことで蚊帳の外に追いやられる可能性がある。さらに自民党・立憲民主党・財務省による“玉木包囲網”。103万円の壁の引き上げはどうなるのだろうか。