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「上生菓子抹茶セット」 のテレビ露出情報

潮入の池は江戸の大発明で、水門を開いて2時間ほどで塩の満ち引きがみせる岩の表情の豊かさや美しさがあり、クラゲやクロダイなどの海の生きもの生息している。庭石の配置も潮入の池ならではの工夫があり、穴が多くザラザラしている黒木石と言うろう岩石を使用し、海の波にえぐられたような石を池のほとりなどに配することで荒々しい磯の景観をつくりあげている。濱御殿と言われるようになったこの地を家宣は休息の場などにした。お伝い橋という橋は120mの総檜造りで、そこを渡ると池に浮かぶ中島の御茶屋がある。専門家はここは船に楽団を乗せ演奏させたりするなどし、客人をもてなしていたという。
もてなしの庭、癒やしの庭だった濱御殿を大きく変えたのは徳川吉宗。庭園には馬場跡があり、吉宗はオランダ人馬術化を招いてここで西洋騎馬術を上覧。殖産興業の実験として使い質素倹約をモットーにしていた吉宗ならではの取り組みだった。また吉宗の象がみたいの一言で、ベトナムからやってきた象はここで10年飼育されていたという。そして11代将軍の徳川家斉は濱御殿に歴代の将軍の中で最も足繁く庭に通っていた。濱御殿を最も楽しみ尽くした将軍で庭には小覗きがあったが、鷹狩を楽しむ鴨場だったという。元溜と言われる岸辺に引き堀という細い水路を作って鴨をおびき寄せる施設。家斉は大好きな鷹狩をするために濱御殿に新たに2つの鴨場を作った。

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