秋の味覚の王様マツタケ。この日の競りに並んだのは70kg分、去年の同じ時期と比べ、6倍もの量。今年のマツタケは豊作で巨大、更に安いことが特徴。キロ単価496万円もの値をつけたのが、兵庫県丹波篠山市で開かれた丹波マツタケの初競り。初物となる6本セットは最終価格96万円。落札したのは創業400年を誇る地元の老舗料理旅館「近又」。落札した初物のマツタケは、競りの翌日から土瓶蒸しや、焼きマツタケとして客に振る舞われた。料金を上乗せすることなく、普段通りのコースとして出したが、値段11万円。支配人は「日頃の感謝の気持ちからマツタケを提供している」と話している。