上皇ご夫妻は昨日から那須御用邸で4年ぶりに静養されている。那須御用邸は那須町の広大な森の中に大正15年に建築され、植物に造形の深かった昭和天皇が夏に2か月近く滞在していた。上皇様も幼い頃から那須で昆虫や植物に触れ、結婚後は美智子様やお子様と一緒に滞在された。美智子様は昭和天皇と一緒に散策された際にヒツジグサやサギソウなどの植物について教わり、後に長女の紀宮様が単じょす荒れた際にはお印にヒツジグサを選ばれた。那須地区では1998年に台風被害が発生したこともあり、それに心を痛めたご夫妻はそれ以降那須御用邸を訪れた際は近隣の農家と交流するようになられた。自家製チーズケーキで有名な農場「MANIWA FARM」でレアチーズケーキを食べられた際に美智子様が「このまま作り続けてくださいね」と生産者にお声がけしたが、2年後に生産者と再開した際に「申し上げたことで味を変えられなかったのではと2年間ずっと心配していた」と話されていた。ご夫妻は28日まで那須で静養される。