これまで開業順に山手線の駅の成り立ちを紹介してきたのは13駅。山手線の研究者、小林さんが14番目の駅から成り立ちを紹介した。14番目に開業したのは日暮里駅。由来は「新しい堀」「日暮らしの里」などいくつか説がある。常磐線は元々田端駅に乗り入れて上野方面に行っていたが田端駅の標高が高いのでスイッチバックの方法を採っていたが、不便なため上野駅につなげるため日暮里駅を作った。そのため開業当初はなにもないエリアだった。現在日暮里駅周辺は布などの専門店が集う繊維街。上質な生地が手に入るため、外国人観光客が殺到している。浅草の古着店が明治以降立ち退きを迫られ、駅前が閑散としていた日暮里に目をつけた。小林さんは外国人はSNSで日本のコスプレ文化を見て日暮里に訪れるようになったという。ミャンマーの民族衣装ロンジーを和柄生地で作る着物ロンジーが流行っており、「ミハマクロス」では現地から大量に買い付けに来る。さらに成田スカイアクセスでアクセスが良くなったのも一因。