次にやってきた東京タワーは333mで昭和33年に完成した。東京タワーが赤いことについて狩野さんは日の丸と言っていたが、航空法により60m以上の鉄塔はインターナショナルオレンジと白となっている。また、東京タワーは結構な頻度で雷が落ちるがタワーの先端についている樹雷部から導線を通じて地中に放電するため被害はないという。東京タワー誕生当時のテレビ局はそれぞれ自前のアンテナ塔を立てていたがひとまとめにするために作られ、組み立てはほとんど手作業で電動工具もなく不安定な足場での組み立てだった。高さが333mなのは関東一円に電波を送るために必要な高さを計算した結果だが、当時312mのエッフェル塔を超えたい思いもあった。
東京タワーにもエレベーターガールがいるが、エレベーターガールの元祖は東京・上野の松坂屋で、1929年当時の新聞には「昇降機ガール」が日本にもできたと見出しになっていた。東京タワーは台風で揺れるのかという疑問について狩野さんがあえて揺らすと答えた通り、強風時は時間をかけて緩やかに揺れて吸収される仕組みになっている。過去最大に揺れたのは昭和34年の伊勢湾台風で、最大幅で90cmも揺れたという。現在は東京スカイツリーがテレビの電波を担っているが、東京タワーは主にラジオ電波を送っている。床にある強化ガラスは特殊なプラスチック膜を加工して3~4枚貼り合わせた合わせガラスで約1.5トンまで耐えられるという。外を見下ろすとバスの天井に番号が書いてあった。
東京タワーにもエレベーターガールがいるが、エレベーターガールの元祖は東京・上野の松坂屋で、1929年当時の新聞には「昇降機ガール」が日本にもできたと見出しになっていた。東京タワーは台風で揺れるのかという疑問について狩野さんがあえて揺らすと答えた通り、強風時は時間をかけて緩やかに揺れて吸収される仕組みになっている。過去最大に揺れたのは昭和34年の伊勢湾台風で、最大幅で90cmも揺れたという。現在は東京スカイツリーがテレビの電波を担っているが、東京タワーは主にラジオ電波を送っている。床にある強化ガラスは特殊なプラスチック膜を加工して3~4枚貼り合わせた合わせガラスで約1.5トンまで耐えられるという。外を見下ろすとバスの天井に番号が書いてあった。