下北沢で出会った荒木さん(30歳)の家までついて行った。シェアハウスを経営していたが、コロナ禍で閉業に追い込まれ、アメリカへ行き、帰国後にIT業に就いたという。就活で関西から東京へ来る際に交通費がかかるのでヒッチハイクをしていた。触れた人の優しさがシェアハウスをつくるきっかけになり、就活生向けのシェアハウス「そのまんま荘」を始めた。一部屋からスタートし、最終的には恵比寿ガーデンプレイスの近くに100平米の部屋を借りるまでになり、20人以上が宿泊できるようになった。初回3泊まで無料、その後1泊につき2,500円で利用可能だった。収支はトントンで最初の1年3ヵ月は一緒にやっているメンバーも含めて給料0円だった。宿泊者からもらった手紙を見せてくれた。取材ディレクターと話しているうちに再びシェアハウスをやりたいとの思いに火がついた様子だった。下北沢駅で荒木さんの家について行ったら…忘れかけていた夢を再び追いかけ始める瞬間に立ち会えました。