第9期叡王戦(主催:不二家、日本将棋連盟、特別協賛:ひふみ、第4局協賛:三井不動産)。将棋界八大タイトルの一つ、叡王をかけた五番勝負第4局は藤井聡太八冠が勝った。2勝2敗になり、タイトルの行方は最終第5局に持ち越し。藤井八冠をカド番に追い込んでいるのは伊藤匠七段。2人の関係は小学3年生までさかのぼる。将棋の全国大会で顔を合わせ、伊藤七段が勝ち、藤井八冠は号泣。2人は関西と東京に分かれ、プロ棋士養成機関である奨励会に入る。藤井八冠がプロ入りした4年後、17歳で伊藤七段もプロ入りするが藤井八冠に勝てなかった。去年10月、きょうの対局の形勢をAIで数値化。叡王戦第5局は6月20日、山梨県甲府市で行われる。来月6日棋聖戦:藤井八冠vs山崎隆之八段、17日棋聖戦。藤井聡太八冠は「自分にとっては大きな一局。全力を尽くしたいと思っていた。次も大事な一局になる」、伊藤匠七段は「本局はあまり熱戦にできず残念な内容だった」など語った。