湿った空気の影響で鹿児島県の与論町や沖縄県ではきょう未明から朝にかけて線状降水帯が発生して猛烈な雨が降った。気象庁の与論島の観測点では午前8時20分までの24時間の雨量が594ミリに達し、1978年に統計を取り始めて以降最も多くなっている。気象庁は鹿児島県の与論町に大雨の特別警報を発表して最大級の警戒を呼びかけている。また沖縄県東村では午前11時10分までの24時間雨量が442.5ミリに達し、1981年に統計を取り始めて以降、最も多くなっている。記録的な大雨となった奄美地方や沖縄本島では浸水や土砂災害などの被害が出ていてきょうの夕方にかけて1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがある。奄美地方では土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に最大級の警戒をするとともに、沖縄本島でも土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重な警戒が必要。