世界経済フォーラムの年次総会、いわゆるダボス会議は、20日からスイスで始まり、130以上の国と地域から政財界のトップなどおよそ3000人が参加する。ことしは米国のトランプ大統領が23日にオンラインで参加する予定で、関税措置などの通商政策や、ロシアによるウクライナ侵攻への対応などについて発言の内容が注目される。会議では、貿易や気候変動問題に関するセッションなども予定され、参加者がトランプ大統領の方針をどのように捉えているのかなど議論の行方が焦点となりそう。世界経済フォーラムのボルゲブレンデ総裁は20日、NHKとのインタビューで、トランプ氏について「CEOたちとの対話も予定されている。打ち出される政策をもっと学ばなければならない。トランプ氏はいつも私たちを驚かせるからだ」と述べた。また、21日にはウクライナのゼレンスキー大統領が演説し、ロシアが攻勢を強める中で支援の継続を訴えるものと見られる。