オーバーツーリズム対策、世界では。ブータンでは観光政策として少人数に高品質な旅をという政策。伝統や文化、自然の保護費用として観光税を導入。去年9月から65ドルから200ドルに引き上げ。しかしコロナ規制収束後も観光客の回復が乏しく先月観光税半額を発表。スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアでは時間ごとの事前予約制。スイス・マッターホルンの麓の街ツェルマットではガソリン車が禁止。電気自動車、バス、馬車などに限定されている。沖縄・竹富町では環境保全を目的として竹富島の観光客を対象に任意で入域料を1人300円徴収している。神奈川・鎌倉市ではオーバーツーリズムによる慢性的な渋滞が発生していることに対し特定区間の通行車に課金するロードプライシングの導入を検討しているという。鳥海高太朗氏によると観光施設の入館料など日本在住者より外国人を高く設定する二重料金で人数制限になるのでは、さらにポイ捨てなど迷惑をかける行為について厳しい罰則規定を設けるなど法整備を進める、オーバーツーリズム対策の費用について出国1回につき1000円を徴収するなど国際観光旅客税を引き上げることで対策費用にまわすことも検討すべきではとしている。中野さんは「急激に円安が進んで観光客が戻ってきた。オーバーツーリズム対策としては後進国。ブータンの例もあったが、観光客が多い時期には入域料を多めにとって少ない時期には安めに変動する入域料があってもいいのかなと思った」などと述べた。デーブさんは「ある日突然こうなってしまった。大仏が引っ越したいんじゃないかと思うぐらい人が多くて。オーバーツーリズムで嫌になるのは住んでる人が嫌になる。観光来ている人が感じ取ってしまう。観光客を支えるためにいろんな店ができすぎて情緒が薄れるなどいろんな問題がある」などと述べた。