女性の就業者の割合がほかの産業と比べて低い運輸業で女性のニーズに応じたサービスの提供などを推し進めようと女性経営者から意見を聞く意見交換会が、神奈川・横浜市で開かれた。国土交通省関東運輸局が開いた意見交換会には、関東地方の鉄道会社や海運会社などで社長や役員などを務める女性9人が参加。会場では自分の会社などで行っている女性の視点に立った取り組みが発表され、鉄道会社では女性の駅員を増やして女性客が体調不良などを相談しやすくしていることやタクシー会社では女性ドライバーの採用に力を入れていることなどが紹介された。また女性が働きやすい職場作りをさらに進める必要があるといった意見も出されていた。関東運輸局・藤田礼子局長は「女性の視点は必ず必要、女性の従業員が増えるのはもちろん、サービスとして繁栄できるように、経営者も増えることが大事だと思う」と語った。