昨日、中国軍が軍事演習を実施。演習区域は台湾を取り囲むように設定、陸・海・空、ロケット軍が参加した。今年5月に行われた軍事演習より演習区域が台湾本島に接近している。台湾・頼清徳総統は「中国とは互いに隷属していない。中国には台湾を代表する権利はない」と発言、中国外務省・毛寧副報道局長は「台湾独立と台湾海峡の平和は両立しない。台湾独立勢力の挑発には必ず対抗しなければならない」と反発している。米国・国務省・ミラー報道官は「中国の動きは不当であり緊張激化の恐れがある。台湾海峡や、より広範な地域の平和と安定を損なうようないかなる行動も避けるよう求める」と発言(時事通信より)。中谷元防衛大臣は「ミサイル等の可能性もあり情報収集や警戒監視に万全を期す」、石破総理大臣は「どういう事態にも対応できる体制を整えておく」と発言。笹川平和財団・上席フェロー・小原凡司氏は「今回は実弾射撃は行っていないのでは。中国が台湾を取り囲み、封鎖できることを繰り返し示している。周辺で軍事力を展開する状態がニューノーマルになると日本としては安全保障環境がさらに悪化する」と指摘。