相次ぐ事件の原因が社会不満だと認めれば責任のありかが問われ、その矛先が政府や中国共産党に向かう可能性は十分ある。習政権は批判の矛先をかわすうえで「中央は善、地方は悪」との構図も打ち出している。様々な不公平や理不尽はすべて地方の腐敗幹部のせいであり、中央は人々を救う正義の味方と位置づけている。政府は中国は犯罪率が最も低く世界で最も安全な国のひとつと述べ、事件に衝撃を受けた人々の気持ちに寄り添わない発言を繰り返した。(日本経済新聞)
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