中国電力は山口県上関町で使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けてきょうから施設の建設が地質的に可能かどうかを確認するため地下を掘削するボーリング調査を始めた。中国電力は去年8月、上関町で原発から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けた調査を行う方針を示し、文献による調査や敷地内の木の伐採などの準備を進めてきた。こうした中、中国電力は準備が整ったとして、きょう午前10時過ぎにボーリング調査を始めたことを明らかにした。ボーリング調査はおよそ半年にわたって敷地内の11か所で行い深い所では300メートルの地質などを調べて地質や地盤の面で施設の建設が可能かどうか確認することにしている。一方、敷地の入り口周辺ではけさから住民などが中間貯蔵施設の建設反対を訴えた。