30日の「ファミリーヒストリー」は佐藤浩市の家系に迫る。三國連太郎を父に持つが、その半生は軍事教練を受けることに反発し、14歳で中国に密航して放浪するというものだった。太平洋戦争で撃たれ生死をさまよったこともあった。俳優になると有望な新人スターとして期待されたが、反骨精神は変わらず所属する映画会社以外の作品に出演するなどし、「犬猫三國入ルベカラズ」と張り紙が貼られたこともあったという。人間の嘘モノをやりたくないという思いがあったのではないかと元助監督の横堀幸司は話した。三國の俳優業は多忙となり浩市が11歳のときに三國は離婚してしまったが、浩市も父と同じ俳優の道を志しデビューから16年となる中で父との本格共演も果たした。息子・寛一郎も俳優の道に進む様子が見られる。