農林水産省は今年1月~6月の農林水産物と食品の輸出額が8097億円となり、去年より15.5%増加したと発表した。調査開始以降、上半期としては過去最高。品目別で最も輸出額が増えたのはホタテ貝で109億円増加。アメリカでの生産減少により日本産ホタテ貝の需要が高まったほか、中国による日本の水産物輸入停止を受け、ベトナムやタイへ輸出先を転換させたことが背景にある。先月、中国が水産物の輸入再開を発表していて、輸出額は今後さらに増加することが期待される。抹茶を含む緑茶が104億円増加。輸出額が最も多かった相手の国はアメリカで22%の増加。
