ベンチャー企業が開発したプラスチック製のイス「130」。脚も座る部分も背もたれも格子状で隙間があいた構造になっている。通常の3Dプリンターはプラスチックを一層一層、積み上げて立体物を作る。ただ積み重ねた層の部分が割れるなどするため、市販の商品として販売するには強度が低い。今回開発した技術はプラスチックのフレームを格子状に組み上げていくため重ねた層が割れるとはない。製造にかかる日数はおよそ2日。万が一、一部が壊れてもその部分だけ3Dプリンターで作りつなぎ合わせれば修復できる。今後、スツールタイプなども開発し、来年にも一般販売を開始する予定で価格は数万円から数十万円を想定している。