東京・中央区の湾岸部にある晴海フラッグは都が520億円をかけて土地を整備したところにできた東京オリンピックの選手村を改修したマンション群。主にファミリー向けに17棟の分譲マンションが完成しことし1月から入居が始まっている。これまでの取材で法人が一部の部屋を投資目的で取得するケースが相次ぎ不動産仲介サイトにはすでに多数が賃貸や転売に出されていることが明らかになっている。この分譲マンションは全体で2690戸あり引き渡しは終わっている。その後の取材ではマンションがある中央区に住民票が登録されたのは今月1日時点で1747戸。残る3割以上の943戸に住民票の登録がなく居住実態が確認できないことが新たに分かった。
人気を集めた晴海フラッグでこうした空き部屋が数多く存在するのは投資目的で買われ賃貸や転売に出された部屋が供給過多となっていることが背景にあると見られる。5戸以上の部屋を購入し賃貸物件として運用している法人の代表は86平米の部屋を家賃44万円の条件で賃貸に出しているが今も借り手は見つからないと話している。さらにこうした空き部屋の中には物置などのレンタルスペースとして貸し出されているものもある。マンションの住民に配布されたチラシを見ると部屋を区切った5畳ほどのスペースを月に5万8300円で借り主を募集していると記されている。明治大学の野沢千絵教授は「きちんと住民票を移しマンションに住む人が一定割合以上になるようにルールをつくることが必要だった」と指摘している。
人気を集めた晴海フラッグでこうした空き部屋が数多く存在するのは投資目的で買われ賃貸や転売に出された部屋が供給過多となっていることが背景にあると見られる。5戸以上の部屋を購入し賃貸物件として運用している法人の代表は86平米の部屋を家賃44万円の条件で賃貸に出しているが今も借り手は見つからないと話している。さらにこうした空き部屋の中には物置などのレンタルスペースとして貸し出されているものもある。マンションの住民に配布されたチラシを見ると部屋を区切った5畳ほどのスペースを月に5万8300円で借り主を募集していると記されている。明治大学の野沢千絵教授は「きちんと住民票を移しマンションに住む人が一定割合以上になるようにルールをつくることが必要だった」と指摘している。