日本の水道管は老朽化が進み、その事故が社会問題に。耐用年数が40年を超える水道管の交換費用は、今後30年間で33兆円以上とも。中央大学発のベンチャー企業ソラリスが00年から開発する「ミミズロボット」は、点検が難しい水道管の清掃などの分野で実用化が期待される。操縦者は映像を見ながら簡単操作。開発する中村教授は、実際のミミズが体節により動く様を偶然見かけて着想を得たそう。装置では空気の出し入れによりミミズの体節を再現。これはパワーアシスト装置として研究していたものを転用したもの。中央大学では、多くの学生が自分なりのテーマでミミズロボットを製作中。