鉄道好きという米国・エマニュエル駐日大使が言う「未来」とはリニア新幹線のこと。実際に試乗したエマニュエル駐日大使は「時速500kmでちゃんと立っていられるのは、素晴らしい体験だった」とコメント。JR東海がリニア新幹線の試乗にエマニュエル大使を招待したのは、米国にリニアを輸出する計画「北東回廊プロジェクト」をアピールするため。プロジェクトとは老朽化した高速鉄道に代わり、米国の首都・ワシントンからボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨークといった大都市をリニア新幹線でつなぐもの。移動時間は現在の3時間弱から1時間ほどに短縮される。米国へ日本のリニア輸出を目指すこのプロジェクト。現在は米国当局による環境影響評価の手続きが一時停止されていて夢の実現はまだ先のよう。しかしエマニュエル大使は「バイデン大統領は電車と鉄道旅行が大好き。米国の鉄道システムを発展させるチャンスだと思っている」と述べた。