アメリカのCPIを受けたマーケットの反応について。消費者物価指数は市場予想を下回ったが、コア指数の前月比は予想を上回ったため、インフレのしぶとさが意識される中、為替市場では円安ドル高が進んでいる。CPI発表前は1ドル141円台だったが、現在142円20銭台まで円安が進んでいる。日銀の秋田市の講演で「金融緩和の度合いを調整していく」と追加利上げに前向きな姿勢を示し、一時1ドル140円台まで円高になる場面もあった。ところが、アメリカのCPIを受けて流れが円安方向に反転している。インフレがしぶといという見方も出る中、FRBによる大幅利下げは難しいとの見方が台頭してきている。大幅利下げは難しいとの見方が広がったため、アメリカの長期金利は上昇している。シカゴ 日経平均先物は現在36230円でCPI発表後に上昇。今日の日経平均株価終値は35619.77円となった。