板垣李光人さん演じる心優しい漫画家志望の主人公・田丸均。遺族に向け、亡くなった仲間の勇姿を書き記す「功績係」を任される。勇猛で頼れる上等兵・吉敷佳助を演じるのは中村倫也さん。壮絶な世界で紡がれる戦火の友情物語「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」。漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の原作者で映画の共同脚本である武田一義さんはペリリュー島を題材としたことについて、「元々戦争を描きたいという思いがあったなか、2015年に当時の天皇皇后両陛下がペリリュー島に行かれた報道がきっかけ。戦争に行った兵隊さんは“志の高い人たち”と先入観があったが、“今を生きている自分と全く変わらない若者たちだった”と価値観が変わったそう。特徴的なのがリアルな描写と可愛らしいキャラクターの組み合わせでその意図について、武田さんは可愛いのはキャラクターのデザインまでで、戦場で実際に起ったことはリアルに描写。「キャラクターが可愛いからきつい現実の話でも読んでいける」とと思えるよう気を配ったそう。板垣さんは「原作の武田さんは僕が素の状態でしゃべってる様子をみて、この声は田丸だと思ってくださったので、あまり作り込みすぎずなるべく等身大の自分を意識しました」などと話した。映画の中で板垣さんが特に印象に残ってるのは突然の空襲警報に足を滑らせ転倒して命を落としてしまった仲間。功績係を任された田丸が仲間の死を嘘を交えて美談に仕立てたシーン。板垣さんは「このシーンは本当に映画の冒頭のシーンなんですけど、銃撃戦などだけじゃなくてこういったことでも簡単に命が失われてしまう。その戦争というものを映画の最初に教えてくれるシーンですし、田丸としても衝撃の強かったシーンなのではと」と述べた。映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」は本日公開。
